やってはいけないこと

(東洋産業 大野竜徳さん)
「逆にお勧めできない方法もありますが、カメムシを見つけたときのやってはダメな2つのこと。

それはつまむことと掃除機を使うことです。マルカメムシの体は半球状。指でつまもうとするとツルっと滑ってつまみにくく、強めにつまむとカメムシがびっくりしてにおいを発します。

紳士的にティッシュやハンカチで…余計につかみにくいですし、紙や布ににおいが染みつくだけでなく、においはそれを貫通するので、かえって指まで臭くなってしまうという悲劇を広げる結果を招きます。

大量のカメムシがいたとき、混乱して掃除機で吸う方がいらっしゃいます。掃除機で吸えば目の前はきれいになります。しかし、掃除機の中は大惨事。

掃除機に吸われたカメムシはホースの中で傷つき、においを発しながら掃除機の中にたまります。そして、掃除機の排気はカメムシ臭発生装置に早変わり。阿鼻叫喚のカメムシ地獄が待っています。

しばらく掃除機はどんなに洗ってもカメムシ臭を放つことになり、掃除機の買い替えの検討をせざるを得ないかもしれません」