新潟県長岡市の企業の社員食堂で、SDGsの意識を高める少し変わったウニ丼が提供されました。

長岡市にある「日本精機」の社員食堂で11日の提供されたのが『まるで雲丹丼』。
見た目も色も美味しそうな一品ですが、メニュー名の“まるで”がどうしても気になります…。

【記者リポート】
「磯の香りと食感はウニそのもののようです」

でも実は、『ネクストシーフード うに風味』という商品を使った、ウニじゃないウニ丼なんだそうですが、味も食感も“まるでウニ”。


この『うに風味』は、うなぎのかば焼き風の商品・うな次郎などを手がける「一正蒲鉾」が開発した商品でした。
主な原料は魚のすり身。もちろんウニのペーストも使われています。

【一正蒲鉾ESG推進部 小森道夫部長】
「カニかま から始まり、ウナギのかば焼きになり、今回作ったウニ風味…と製品になっていった。健康においしく食べてもらえれば」

日本精機では一正蒲鉾とコラボし、社員にSDGsの意識を高めてもらおうと、1日限定でメニューに採用。
みなさん次々と『まるで雲丹丼』を注文していきます。

【社員】
「思ったよりウニです。ちょっとびっくりしました」
「おいしいです、本物のウニよりも。安いウニって変な臭みと言うか苦味があるけど、そういうのがないのでむしろ食べやすいなって」

味だけではなく、低脂質で消化にも良く、さらにプリン体ゼロ、などという特徴も。

今後はウニのクリームパスタや、魚のザンギ丼なども提供予定だそうです。

【日精サービス 小川勇気食彩製造課長】
「こういった活動を通じて、これもSDGsになるんだよと、そっちに繋がっているんだよ、ということを社員に理解してもらえれば」

海洋資源の保護にも繋がる“ネクストシーフード”。「うに風味」は現在試験販売中ということですが、いずれご家庭の食卓に並ぶ日が来るかもしれません。