奈良の東大寺で、僧侶の学問の場だった「講堂」跡の調査結果が公表されました。

 東大寺で境内の整備事業に伴い行われている「講堂」跡の発掘調査。

 土台の規模が東西約61m、南北約36mだったことが分かり、国宝「大仏殿」に次ぐ大きさだったことが裏付けられました。

 講堂は過去に三度焼失していますが、講堂の基礎部分にあたる「礎石」を動かした痕跡がなく、創建時と同じ規模の建物が再建されたことも分かりました。

 (東大寺境内史跡整備計画室 南部裕樹室長)「(講堂は)お坊さんの学問の場。その一端を知る手がかりができたことは非常に重要な成果」

 現地では11月22日に説明会が行われます。