2025年7月の参議院議員選挙で宮城選挙区の候補者のプライベートに関する記載をした選挙ポスターを掲示してその候補者などの名誉を傷つけたとして、宮城県警は19日、政治団体「NHKから国民を守る党」から立候補し落選した前田太一氏や立花孝志党首ら3人を仙台地方検察庁に書類送検しました。
名誉毀損の疑いで書類送検されたのは、2025年7月の参院選宮城選挙区にNHK党から立候補し落選した前田太一氏(40)とNHK党の立花孝志党首(58)、さらに、当時、党の職員だった女性の3人です。
捜査関係者によりますと、前田氏ら3人は2025年7月3日公示の参議院議員選挙の選挙期間中、仙台市青葉区など複数か所に同じく宮城選挙区から立候補した立憲民主党の石垣のり子議員のプライベートに関する内容を記載した選挙ポスターを掲示し、石垣議員らの名誉を傷つけた疑いが持たれています。
石垣議員らは7月3日に前田氏を名誉毀損容疑で刑事告訴していて、宮城県警は前田氏や立花党首らに任意で事情を聞くなどして捜査を進めていました。

書類送検を受け石垣議員は「今後同じような被害が生まれない様、適正な判断をしていただきますことを期待しております」などとコメントしています。

宮城県警に任意で事情聴取を受けた際、前田氏は「ポスターを貼った事実については争うつもりはない。候補者の選定材料として必要だと思った」と説明していました。















