長崎海上保安部に10月に配備された新しい巡視船「ごとう」の船内が11月19日、報道陣に公開されました。

「ごとう」は総トン数およそ3500トンで、長崎海保を含む第七管区海上保安本部では最大級の巡視船です。海上の保安強化を目的に建造されていて、長崎県内海域での防災活動だけでなく尖閣諸島周辺の領海警備にもあたります。

巡視船「ごとう」船長・河本行弘さん「OIC、オペレーションインフォメーションセンター、その通りなんですけれども、ここで情報を集約してですね、事案に対応する作戦を立てる」

操舵室は従来の巡視船より広く、およそ8人の乗組員で船の操縦などを行います。

甲板には救助ヘリなどが着陸できるヘリポートが設けられているほか、救難艇3隻が常備されています。

船内には避難所として使えるスペースも設けられていて、災害時には100人以上を収容できるなど防災機能も充実しています。

巡視船「ごとう」船長・河本行弘さん「尖閣へ行くことも想定はしていますけども、長崎海上保安部の巡視船ということですので、地域の役に立てるような巡視船になりたいなと思っております。」

巡視船「ごとう」は長崎市の小江地区を拠点に活動し、県内外の海の安全を守ります。