新潟県の柏崎刈羽原子力発電所の再稼働をめぐり、地元の柏崎市長が経済産業省を訪れ、再稼働に「理解する」と表明しました。

柏崎市の桜井雅浩市長は午後3時半すぎ、大臣室で出迎えた赤沢大臣と握手を交わしました。その後、赤沢大臣や村瀬エネルギー庁長官らと会談した桜井市長は、柏崎刈羽原発の再稼働について次のように話しました。

桜井雅浩 柏崎市長
「昨年3月にいただきました東京電力柏崎刈羽原子力発電所6号機の再稼働の要請につき、柏崎市長として理解することをここに表明をさせていただきます」

赤沢亮正 経済産業大臣
「市長の思い、市民の皆さん、あるいは議会、さらにさかのぼって、歴代市長の本当に重たい思いをしっかりと受け止めさせていただきます」

柏崎刈羽原発は2012年3月以来、全基停止の状態が続いていて、再稼働をめぐっては、地元の同意が得られるかが焦点になっています。新潟県の花角英世知事は、近く再稼働に対する態度を表明する方針です。