高市総理の国会答弁をめぐり、日本と中国の間の緊張が高まるなか、来年、アジア競技大会が開催される愛知県の大村秀章知事は、現時点で大会に影響を与えることは考えられないとの考えを示しました。

愛知県の大村秀章知事はきょう、文部科学省を訪れ、来年、愛知県などで開催されるアジア競技大会とアジアパラ競技大会について、▼大会経費の支援や、▼大会後の競技会場の整備費・改修費の支援などを要請しました。

その後、記者団への取材に応じた大村知事は、日中間の緊張関係が大会に与える影響について問われ、「今のところは特に考えられないとは思う」との認識を示しました。

そのうえで、「スポーツと平和の祭典で、関係者の認識は共通ではないか」「しっかり連携してやっていきたい」などと述べました。

また、前回の大会が中国・杭州で開かれたことに触れ、「中国の皆さんには経験も含めて、ノウハウをいろいろ教えてもらいたい」と話しました。