■明治神宮野球大会 高校の部・決勝 九州国際大付11ー1神戸国際大付(19日 神宮)

九州地区代表・九州国際大付(福岡)が近畿地区代表・神戸国際大付(兵庫)に快勝、初優勝を飾った。福岡県勢の優勝は1978年・柳川商業(現・柳川)、2000年・東福岡に次いで3校目。九州地区は来春の選抜大会で「神宮大会1枠」を得た。九州国際付は先発左腕・岩見輝晟(1年)が9回2死まで3安打、11奪三振、1失点の好投。打線は雪野陽真(1年)が2本の適時打で3打点、注目のスラッガー・牟禮翔(3年)も適時打を含む3打点、上岡煌(2年)が2ランを放つなど13安打で11得点を挙げた。

先攻の九州国際大付は1回1死二塁から3番・吉田秀成(1年)がライトへタイムリーを飛ばし先制、さらに捕逸と敵失で2点を加える。

九州国際大付属の先発は背番号「9」左腕・岩見輝晟(1年)。岩見は1回1死から安打と2四死球で満塁とすると自身の暴投で1点を失い、3ー1となるが後続を連続三振に斬った。

岩見は2回1死二塁でも得点を与えず3、4回は打者3人ずつで抑える。

岩見は5回、四球と安打で無死一・二塁のピンチを招くが1番・藤原陽翔(2年)を左飛、2番・西谷太一(2年)を空振り三振、3番・林健太(2年)を三ゴロと上位陣を封じる。

すると打線は6回1死から4番・城野恵太(2年)が左中間へツーベース、5番・上岡煌(2年)が左安打、6番・久保田天晴(2年)が四球で満塁とすると2死後に8番・雪野陽真(1年)がセンターへ2点タイムリーを運び、5ー1とする。

さらに9番・柴原奈旺笑(2年)の四球で再び満塁とすると1番・牟禮翔(2年)が左中間に2点タイムリーツーベースを弾き返し、7ー1とリードを広げた。

8回の攻撃で1死二塁から雪野がライト線にタイムリーツーベースを飛ばし、柴原が安打でつなぐと牟禮がレフトへ犠飛を打ち上げ、9ー1とする。9回にも無死一塁から上岡がライトスタンドへ2ラン本塁打を放り込み、11ー1と大量得点を奪った。

岩見は6回以降も安定したピッチングを見せ9回2死まで3安打、11奪三振、1失点に抑え最後はエーズ渡邉流(2年)が締めた。