軽油引取税の脱税を防ごうと、トラックを対象にした軽油の抜き取り調査が、九州一斉に行われました。

主にディーゼル車の燃料として使われている軽油には、1リットル当たり32.1円の軽油引取税が課せられています。

川南町の川南パーキングエリアで行われた調査では、県の職員がトラックなどの燃料タンクから軽油を抜きとり、脱税のために灯油や重油が不正に混ぜられていないか検査しました。

18日は17台のトラックを検査しましたが、違反は確認されなかったということです。

(宮崎県税務課 黒木遼一朗さん)
「軽油引取税の課税を免れるケースが発生しないよう、引き続き、公平な課税推進の観点から不正軽油の使用防止と軽油引取税の課税の適正化を図っていきたいと考えている」

県によりますと、昨年度、県内の軽油引取税の税収は85億2891万円余りで、県の税収全体のおよそ8%にあたるということです。