とにもかくにも、何とか無事開店初日を迎えることができました。

初日は午後のシフトに入った橋本洋子さん75歳です。
飲食店やコンビニなど様々な業種で仕事をしてきましたが、まだまだ働けると思っていても仕事を探すのが難しくなったと感じています。

(橋本洋子さん)
「70歳を過ぎると、いくら仕事をしたくても年齢制限で働けないんですね。元気だったらやっぱりある程度、長時間でなくても、社会に関わって、自分もボケないで健康でいようと思って」

実は橋本さん、買い物への同行や家の中でのちょっとした作業などシニアの生活を支援する別の事業にもスタッフとして登録していて、家具の解体などでシニアを支える側に回っています。

こうしたシニアが生き生きと働ける場を創り出しているのが、街仲食堂を経営する平山智宏さんです。
近くで薬局を経営する平山さんは<地域のクリニックと連携して高齢者世帯の訪問もしていて、地域が直面する高齢化を実感しています。

そんな中、生まれたのが元気なシニアがシニアを支える側に回ることができないかという考え方です。

(スタイル薬局 平山智宏さん)
「世代が近いとそれはそれで会話が弾むみたいで、面白いなと思いましたね。シニアが元気な地域って元気な気がするんですよね」