長崎県と佐世保市が東彼・川棚町で進める石木ダム建設事業に関して、長崎県はこのほど住民説明会を開きダム建設地域の活性化に向けた整備案を示しました。

ダム建設による水源地域への影響の緩和や活性化を目的に長崎県などが策定している「水源地域整備計画」

長崎県はこのほど地元住民を対象とした説明会を開き、ダムの上流と下流に多目的広場や農産物の直売所などを整備する案を示しました。

参加者からは建設の早期完了を求める意見や、改めてダムの必要性を問う意見など、賛否の声が上がりました。

参加者「行政代執行ってすごく大きいことだと私は思っていて、そこまでして新しいものを作る価値があるのか」

長崎県・大石賢吾知事「石木ダムについては治水、利水の両面から必要ということで結論はついてございます。そこについては必要性を今、議論する段階にはない」

説明会にはおよそ60人が出席しましたが、建設予定地に住む13世帯の反対住民は「建設前提の説明会になっている」として出席しませんでした。