ヒグマの出没が相次ぐなか、北海道苫前町で、11日から12日にかけて、推定400キロほどの巨大なヒグマが箱わなを倒す様子がカメラに捉えられていました。

うっすらと雪が積もった苫前町。
カメラの前をまるまると太ったヒグマが歩いていきます。

11月11日から12日にかけて撮影された映像で、地元の猟友会が設置したカメラに映っていました。

ヒグマは重さ300キロを超える箱わなを両足で何度も揺さぶり、とうとう倒してしまいます。

箱わなの中にあるシカの肉をねらっていたとみられ、引きずるなどしてしばらく箱わなを執着していましたが、あきらめたのか…立ち去って行きました。

猟友会によりますと、このヒグマの体重は400キロほどと推定され、標準的なオスの2倍ほどに相当するということです。

箱わなが設置されている10キロ圏内では、この夏に同じくらいの大きさのヒグマがデントコーンを食い荒らす被害も確認されていて、猟友会などが警戒を強めています。