■東京2025デフリンピック 陸上(18日、駒沢オリンピック公園)

日本で初めて開催されている「東京2025デフリンピック」、陸上競技の男子100mで佐々木琢磨(31、仙台大学TC)が10秒63で銅メダル。2大会連続でメダルを獲得した。

2022年のデフリンピック男子100mで金メダルを獲得した佐々木、9月の東京世界陸上ではエキシビションレースに出場して大観衆の国立競技場を走り抜けた。「こういった雰囲気がとても好きだと実感しました。自分自身も心を燃やして走ることができました」と話した。

準決勝はスタートでやや遅れたが、中盤から持ち直して10秒94の1着で決勝進出を決めた。坂田翔悟(26)も準決勝3組で10秒97で4着、タイムで拾われて日本勢2人が決勝進出を果たした。

そして決勝、佐々木は好スタートを切ったが、2.3歩目で少しつまずき序盤でスピードに乗れなかった。それでも先頭についていったが、最後のひと伸びも見られず10秒63の3位。佐々木はゴール後に悔しそうな表情を浮かべた。

【男子100m 結果】
金)T.ビスナップ(エストニア)10秒58
銀)S.シャロパ(スウェーデン)10秒61
銅)佐々木琢磨 10秒63
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8位)坂田翔悟 11秒04