一般病棟の整備が必要なむつ総合病院について規模を縮小して新病棟を建設する方針であることがわかりました。

むつ市・山本知也市長

「今新しく400億円を下回る金額で新築できないか。むつ総合病院に市の職員をかなり派遣して案を練っている」

これはきょう、病院を管理する下北医療センターの管理者である青森県むつ市の山本知也市長が、明らかにしました。

むつ総合病院は資材費の高騰などを理由に一度、新病棟の建設計画が白紙撤回され、耐震改修か規模を縮小して新築するかの検討・調査が進められていました。

調査の結果、既存病棟の耐震改修を行った場合でも、費用が当初計画されていた新病棟建設のおよそ400億円を上回る試算だったため、この金額を下回る金額で病棟を新築する方針を固めました。

むつ市・山本知也市長

「(耐震改修して)延ばしても10年15年という話なので、新築の方で進んでいく方向が強くなっている」

新病棟の整備計画については、2025年内に公表される見通しです。