この日の輪島市総合防災訓練に合わせて、初めて行われた「小中学生の一斉安否確認訓練」。門前中学校では校長をはじめ教員らが、生徒から送られてきた情報の集約にあたっていました。

門前中学校・小川由美子校長
「山崎結生、浦上で8時5分。」
結生さんの安否を確認しました。
門前中学校・小川由美子校長
「災害で命を落とすというのは教師としては一番辛いことなので、こういった取り組み一つ一つが子どもな中に経験となって、自分の命を守ることをしてもらえたらなというふうに思っている。」
能登半島地震の発生直後、輪島市が市内の学校に通う小中学生すべての安否確認を終えたのは、10日ほどが経ってからの事でした。
輪島市教育委員会・小川正教育長
「確認は取れたが、実際どこに住んでいるとか、そうしたことを掌握するのに、これまた大変な時間を費やした。他方で、先生方も実は発災当日含めなかなか学校へもたどり着けない。それでも安否確認できる方法はないかと考えた時に、もし通信機能さえ使えるようであれば、どこにいても安否確認が取れるのではないか。」
小川さんのこうした防災教育への熱意は、東日本大震災の発生がきっかけでした。














