北陸電力の七尾大田火力発電所(石川県)の2号機が変圧器の異常を検出し、30日午後に停止しました。当時は周辺に雷注意報が出ていて雷の影響があったとみられています。

北陸電力によりますと石川県七尾市内にある七尾大田火力発電所で運転中だった2号機が変圧器の異常を検出し、30日午後1時半ごろに自動で停止したということです。その後の調査で、変圧器の異常により圧力を逃す機器が動作し微量の絶縁油が漏れ出たものの外部への流出はありませんでした。

この発電所には1号機と2号機がありますが需要に合わせて稼働を調整していて当時は2号機のみが運転していたということです。この時間帯、周辺には雷注意報が発表されていて北陸電力は雷による影響があったとみて調査するとともに必要な補修を行ってから運転を検討するとしています。

これを受け七尾大田火力発電所の1号機を運転させたほか、水力発電所の運転などにより当面は必要な電気供給力を確保できるということです。