輪島市門前町浦上にある仮設住宅。家族6人で暮らす山崎さん一家は、能登半島地震以降に仮設住宅へ移り住んだものの、去年9月には近くを流れる浦上川が氾濫。水が床上にまで押し寄せました。

輪島市門前町浦上の仮設住宅

一家の主・孝志さんは消防士という仕事柄、ひとたび災害が発生すれば任務を優先せざるを得ません。


妻・山崎恵美さん
「水害の時、私たちここにいたが、夫は仕事に行く。不安だったが、大丈夫だろうと思ってここにいたが、この子が外へ出て川の状態を見た。そうしたら(水が)すぐに入ってきて、『お母さん逃げるよ』と言って、私たちもバタバタと。」
「この子はナイス判断です。」


門前中学校3年の長男・結生さん。二度の災害を通して、避難経路や避難場所などを家族で話し合う機会が増えたといいます。

山崎結生さん(中3)
「災害が起こった時にどう行動するとか、どこに避難するとか、たまに話をしたりする。」
「地震の時は、お父さんどこ(避難すれば)?」


父・孝志さん
「地震の時はとりあえず、ここは平屋だし壊れる可能性も少ないかなと。とりあえずここで状況見ながら公民館に行くのか、妻の実家に行くのか、ここに残るのかということは判断したい。」


家族で臨んだこの日の総合防災訓練でした。