体調不良の子ども、どこに預ければ…働く親の“命綱”

「大川こども&内科クリニック」で、診察を終えた親子は帰るのではなく、施設の別の場所へ移動しました。

3歳の息子がインフルエンザ
「(子どもが)感染症とか風邪のときに、(自分が)日中仕事があるときにお願いしています」

病児保育です。インフルエンザなどの病気で、普段通う保育施設を利用できないときに、一時的に預かってくれます。

4歳の息子がインフルエンザ
「心配・かわいそうというのはあるけど、看護師さんも先生もいるので安心」

この日、利用した15人のうち、インフルエンザに感染していたのは8人。感染が広がらないよう、隔離室で専門のチームが保育を担当します。

インフルエンザの影響により、休校や学級閉鎖となっている保育所や幼稚園、小中学校・高校は全国3584。前の週と比べて1.5倍以上に増えています。

こうした中、利用者が増えているのが民間の学童保育です。

朝、学童保育にやってきた小学4年生の児童。3日前、学級閉鎖になったといいます。

相模原市の「学童クラブ ぐるんぱ」は、学級閉鎖などで学校が休みになった場合、体調に問題ない子どもたちを登校時間に合わせて、受け入れています。

学童クラブ ぐるんぱ 藤井春美 代表
「もうそこが目当てで入る方がたいへん多いですね。(学級閉鎖になるのが)早いです。11月の学級閉鎖は、今までなかったようにも思いますね」

小学4年生
「1人でいるより、みんないるので楽しい」

今後、インフルエンザは、さらに感染が拡大するおそれがあり、徹底した感染対策が必要です。