酒気帯び運転で父親が検挙駆けつけた30歳の次男が死亡
判決によると北九州市小倉北区下富野に住む無職・河野博行被告(58)は2025年5月20日午後9時15分ごろ、自宅で博行被告が自転車の酒気帯び運転で警察に検挙されたなどと博行被告の母親から聞いて急いで駆けつけた次男の河野成吾さん(当時30)から怒号を浴びせられるなどした。
博行被告は成吾さんに包丁を示すことによって、さらに食って掛かられるのを阻止しようと考え、台所から包丁(刃体の長さ約20センチメートル)を持ち出したところ、包丁を取り上げようとする成吾さんともみ合いになった。
その際、成吾さんに対し、包丁を強く握った状態の右手を成吾さんの身体の近くで動かす暴行を加え、その刃を成吾さんの右上腕に接触させて右上腕切創の傷害を負わせた。
この傷により、成吾さんは約1時間後、運ばれた病院で右上腕動脈損傷に伴う出血性ショックにより死亡した。














