コロナガスの地球到来と残る影響

プロトン現象のピークは過ぎましたが、この大規模太陽フレアに伴って放出されたコロナガスの地球への到達による影響はどうなるのでしょうか?

11月12日21時(日本時間)の惑星間空間の太陽風の速度の分布(NICT資料より)

地上の人間や生物は地球の磁場によって守られていますが、コロナガスの到来で、地球の磁場が大きく乱される磁気嵐が発生し、GPSを用いた高精度測位システムの誤差増大、短波通信の障害、人工衛星の運用への影響が懸念されていました。

NICTは、12日に発生した地磁気嵐が14日午後2時ごろ(日本時間)に終了したとしていて、コロナガスの影響も終息に向かうとみられます。