11月3日に大阪府柏原市の西名阪自動車道で、普通乗用車がガードレールに衝突し炎上、男性1人の焼死体が見つかった火災をめぐり、車を運転していた男(37)が放火の疑いで逮捕されました。

 11月3日午前4時半ごろ、大阪府柏原市円明町の西名阪道上り線(大阪方面車線)で、走行していた普通乗用車がガードレールに衝突し、その後炎上。後部座席から、損傷が激しい男性1人の遺体が見つかりました。

 この火災をめぐり、大阪府警は11月14日、事故車両に放火し焼損させたとして、運転していた奈良県大和高田市の会社員・濱田達也容疑者(37)を建造物等以外放火の疑いで逮捕しました。

 濱田容疑者自身は、現場付近の法面に転落しているのが見つかり、その後の任意の取り調べで「私が無理やり高速道路のガードレールに車を衝突させた」「車内にガソリンをまいて火をつけた」と供述。逮捕後の取り調べにも、容疑を認めているということです。

 また、濱田容疑者は、“焼死体の身元は同乗していた知人男性”という旨も話しているということです。

 警察は、遺体の身元の特定を急ぐとともに、殺人や死体遺棄の容疑も視野に捜査を続ける方針です。