「僕、基本的に人見知りなんで…」

石井アナ:今年、大きな決断をされました。メジャーリーグに行くという思いを球団に伝えたと思います。今の率直な思いとして、メジャーリーグへの憧れはいかがでしょう。

岡本選手:ずっとあそこでプレーしたいと思って、野球をやってきましたし、そこに行くっていうのが目標にあったので、まず一つ、一歩進んだっていう感じもあります。ただ、まだどうなるかはわからないので、不安な気持ちと、わくわくする気持ちとっていう感じで、日々過ごしてます。

石井アナ:前回大会のWBCでは大谷(翔平)選手とか、ダルビッシュ(有)投手と、メジャーについてお話されたんですか?

岡本選手:いや全くそういうのはしなかったですね。ただ話されてるのを聞いて、「へーそうなんや」と思って。僕あと基本的に人見知りなんで、ガツガツ喋りにいくことができないタイプなんで、話してるのを盗み聞いて、「やっぱりいいな」って「すごいな」と思いました。

石井アナ:ジャイアンツの先輩ですと、菅野(智之)投手がボルティモア(オリオールズ)で今季活躍をされました(30試合に登板し、10勝10敗、防御率4.64)。菅野投手とは今回何かお話されたんですか?

岡本選手:ことあるごとに電話をしてきてくれたり、連絡をしてくれてたので、気にしてくれてるんだなっていうのはすごく感じましたし、「わからないことがあったら何でも聞いて」って言ってくれてるので、すごく心強いですね。

(左)石井アナウンサー(右)岡本選手

石井アナ:ご自身の中で、どういった高みをメジャーリーグで目指していきたいと考えていらっしゃいますか。

岡本選手:活躍することを本当に目指して。内野手は厳しいとよく言われるので、そういうのをしっかり受け止めながら、勝負しにいきたいなとは思ってます。

石井アナ:守備としてもしっかりやると。バッティングに関してはいかがでしょう。

岡本選手:いつも日本では、まずは一つのラインとして「30本」を目標にしてたんで、それは変わらず目指していきたいですし、たくさん打てるように努力したいなと思ってます。

石井アナ:右の30本というと、今年は鈴木誠也選手が見事な活躍をされました(打率.245、リーグ7位の32本塁打、リーグ4位タイの103打点)。ご覧になってたんですか?

岡本選手:誠也さんの打席はよく見ますし、日本の頃から同じ右バッターで、すごいバッターなんで、すごく勉強させてもらってます。

石井アナ:どんなところがすごいなと感じますか?

岡本選手:打席の集中力もそうですし、しっかり仕留める。長打も打てますし、フォアボールも選べますし、ヒットも打てるし…いつも勉強させてもらってます。