暫定税率分を一部賃上げに充当

熊本県トラック協会 下川公一郎会長「経費が上がり、ほとんどが黒字化ができないトラック事業者が多いです。軽油引取税の暫定税率が下がることによって、トラック事業者の経営が少しでも楽になれば」

期待を込めるのは熊本県内のトラック運送事業者760社が加盟する、県トラック協会の下川会長です。

トラックの主な燃料である軽油も暫定税率廃止に向け、今日から補助金が拡大します。

軽油引取税の暫定税率は1Lあたり17.1円。11月27日には、同額まで補助金が引き上げられます。

暫定税率分を賃上げに一部充て、ドライバー確保につなげたいと考える下川会長。ただ、警戒していることもあります。

下川会長「なかなか価格転嫁できていない状況。『コストが下がったのなら運賃も値下げして下さい』というような話になれば、本末転倒じゃないかと思う。そういうことが起こらないように我々もトラックGメンと一緒に監視・指導していかなくてはいけない」