ガソリンなどにかかる暫定税率が、12月31日に廃止されます。買い控えなどの混乱を防ぐため、廃止に向けて政府が組んだスケジュールがこちらです。

〈暫定税率の廃止スケジュール〉
11月13日 +5円の補助金(計15円)
11月27日 +5円の補助金(計20円)
12月11日 +5.1円の補助金(計25.1円)
12月31日 暫定税率を廃止
補助金を2週間ごとに「5円」ずつ増やし、12月11日には「25.1円」にして、暫定税率分を相殺します。12月31日には暫定税率の廃止と同時に補助金も終了。これで、段階的に価格が下がっていく仕組みです。
こうしたスケジュールからすると、今日(13日)からガソリンや軽油の価格が下がるということになりますが、小売り現場の様子はどうだったのでしょうか。
熊本市内で「1リットル 167円」
記者「熊本市内のガソリンスタンドです。今日(13日)のガソリンの一般価格は、1リットル167円です」

給油に来た人「(レシートを見て)少しだけ安い。ふふふ」
給油に来た人「今日からと新聞では見た。うれしいですね」
給油に来た人「今日は満タンに、安いから。昔からすればまだ高いですね。(ここ数週間では?)安くなっていますね」
このガソリンスタンドでは、今日、2円値下げしました。補助金の増額分は5円ですが、それには理由がありました。

肥後石油島崎給油所 山崎智久所長「来店件数は減っていないが、給油量を見ると買い控えが実際に起きていて、満タン給油だったのが『20L』『30L』、『1000円分』『2000円分』という買い方をされることが増えた。買い控えが始まって先に3円下げて、今日から2円下げて、合計5円下げるという対応をした。熊本県内でも、まだそこまで価格は下がっていない」
▼レギュラーガソリン1Lの一般価格
先々週172円/先週169円/今日167円
※出典:肥後石油

資源エネルギー庁は、「補助金を引き上げてもそれまでの在庫があると、すぐには店頭価格は下がらず、安くなったガソリンや軽油が出回るのに数日から1週間程度かかるのでは」と予想しています。
早く価格を下げてほしいと願うのは、一般のドライバーだけではありません。














