柏崎刈羽原発の再稼働を巡るニュースです。新潟県 長岡市の磯田達伸市長が「民意を容認に動かすには時間が必要」と述べ再稼働に慎重な姿勢を見せました。
13日に開かれた長岡市議会の議員協議会。

柏崎刈羽原発の再稼働を巡り、県が行った意識調査について、長岡市民分の分析結果が説明されました。

【山田慎一 原子力安全対策室長】「全県の集計結果と比べて、回答の傾向について大きな差異は見られなかったが、(長岡市分は)数値的に数ポイント全体的に再稼働に対して厳しい感じの結果となっている」

「再稼働の条件は現状で整っている」との問いに対し、長岡市民の63パーセントが「そう思わない」、「どちらかと言えばそうは思わない」と答え、県内全体の60パーセントと比べ高くなりました。

【長岡市 磯田達伸 市長】「市民の再稼働問題に対する理解がとても厳しいものがあるなと率直に感じている。特に東京電力による運転を心配する結果が72%と顕著だったのが、私としては印象に残った」

これまで「市民の不安が解消されない限り、再稼働すべきではない」との考えを示してきた磯田市長。「国や電力事業者の取り組みがまだ不十分な部分もある」と指摘しました。

【長岡市 磯田達伸 市長】「民意をもっと容認に動かすためには、時間が必要ではないかなということ。積み残した課題をまず一生懸命やることが大事ではないかなと」

磯田市長ら原発から30キロ圏内の自治体のトップは14日午後、花角知事との意見交換に臨みます。














