どんな業界で“倒産”が多い?

東京商工リサーチ調べによりますと、ことし10月の倒産は全国で965件、このままのペースでいくと、12年ぶりに年間で1万件を超えるのではないかとみられています。

10月の産業別の倒産状況を見ていくと、「サービス他」が34%で、飲食店や美容院などがここに含まれています。

倒産が多いのは、物価高が影響しているのか?東海東京インテリジェンス・ラボの細井克己さんに聞きました。「原材料費や家賃の高騰に耐えきれなくなった企業が倒産。そして、後継者不足や働き手不足など人の問題もある」ということです。

企業倒産が多い背景には「資金繰りが厳しくなる前に、戦略的な廃業・黒字廃業も顕著に」ということで、中には損切りを早めにする経営者もいるとのことです。