10月の企業倒産が今年最多を記録しました。帝国データバンクによると、10月の全国の倒産件数は、去年の同月と比べて4%ほど増加し965件でした。5か月連続で前年を上回り、10月としてはリーマン・ショック翌年の2009年以降で最多となりました。

業種別ではサービス業が最も多く243件となったほか、小売業は17年ぶりに200件を超えました。帝国データバンクは、コロナ禍後も物価高や人手不足といった課題を解決できず、事業の継続を断念する「あきらめ型倒産」が増えていると指摘しています。ことし1年間の倒産件数は、12年ぶりに1万件を超える見通しです。