10代でも17.8%が歯周病に…国が検査実施の支援へ
出水キャスター:
歯が抜けてしまう一つの要因は「歯周病」です。歯周病は「自分は大丈夫」と思っている方でも要注意です。10代でも17.8%が歯周病にかかっています。

【歯周病にかかる人の割合(年代別)】
15~24歳:17.8%
25~34歳:32.7%
35~44歳:34.7%
45~54歳:43.7%
出典:令和4年歯科疾患実態調査(厚労省)
ドルミーレデンタルオフィス表参道・鹿乃さやか院長によると、歯周病は、細菌が原因となる感染症で、歯茎が腫れていたり、出血などの症状がある場合は要注意ということです。
このような症状だけではなく、怖いのは、糖尿病が悪化したり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすおそれがあるということです。

いずれにしても早期発見・治療が非常に大事ということで、国が支援金を出すことにも乗り出しています。
厚生労働省が、健康診断で歯周病の検査を実施する企業などを支援するということで、2026年度の予算の概算要求に1億8000万円計上しています。
企業がどのような検査をしてくれるのか。一例では、検査キットが送られてきて、付属している小さいブラシで歯と歯茎の間をなぞるように拭い、これを送り返すだけで、歯周病かどうかが分かるとのこと。価格は1人当たり約3300円ということです。
実際に検査を請け負う会社は「厚労省が方針を示してから数件の問い合わせがあった」と話しており、反響があるということです。














