東日本大震災の後、人口の減少が続く宮城県石巻市雄勝町に、地元のブドウを使ったワイナリーやカフェを併設した新たな施設が完成し、12日に記念のセレモニーが開かれました。

完成したのは、「石巻MORIUMIUS(もりうみあす)MARINE&FOOD」です。
雄勝中学校の旧校舎の跡地に建てられました。

セレモニーでは、雄勝中学校の全校生徒11人が、和太鼓を披露しました。

建物には、ワインの醸造所が整備され、2026年以降、地元のブドウを使ったワインづくりが始まる予定です。

カフェも併設され、海の幸を使った調理の体験など子ども向けのプログラムも展開するということです。

一般社団法人MORIUMIUSFARM 油井元太郎代表理事:
「雄勝に移住者が増えるとか働き手が増えるとか、まちの中、外からも関係性を育める場所にしていければ」

総事業費は、約2億7000万円です。海と関わる活動を支援する日本財団の「渚の交番プロジェクト」の一環で全額助成されました。

11月15日にグランドオープンします。














