「その汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」。高市総理に対する中国・薛剣駐大阪総領事の過激なSNS投稿が物議を醸しています。
今回の投稿は高市総理の“台湾有事”をめぐる発言に対して行われたものですが、何がそこまで中国を怒らせたのか。そして今後の日中関係はどうなっていくのか。
薛剣氏への取材経験を持つノンフィクション作家の安田峰俊氏と、ジャーナリスト・武田一顕氏の見解を交えてまとめました。
過激投稿は“通常運転”「言葉のニュアンス理解した上で発信」か

「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」
外交官とは思えない中国・薛剣駐大阪総領事のXへの投稿。しかし、ノンフィクション作家・安田峰俊氏によると、これは「通常運転」だということです。2021年夏、薛剣氏は現職に着任して以来、強い言葉”をSNSで発信しています。その矛先は、日本だけではありません。
▼「過激な反中マインドに駆られているこのマスゴミが益々発狂!!!」(2021年)
▼「ハエがウンコに飛びつこうとする西側子分政治家」(2021年)
▼「好戦的なアメリカ様、破壊王として世界中で紛争を追求している」(2023年)
安田氏によると、薛剣氏は日本語が堪能で、こうした言葉の意味・ニュアンスを理解しているだろうと言います。ほかにも、中国の外交関係者の過激投稿が…
▼呉江浩駐日大使「中国との分裂に加担すれば、日本の民衆が火の中に連れ込まれる」(2024年)
▼趙立堅外交官「愚か者よ、新疆は中国の領土だ。中国語を学ぶのは当然だ」(2019年)














