2025年は、昭和が続いていればちょうど100年となる節目の年です。宮城県涌谷町では、昭和時代の商店街や祭りの写真を集めた展示会が開かれていて、懐かしい雰囲気に包まれています。

会場には、祭りを盛り上げるちんどん屋や桜まつりで商店街を埋めつくす大勢の人々など、地元の写真館から提供を受けた昭和20年代から40年代のまちの様子を写した写真70点が展示されています。

こちらは、昭和30年=1955年7月に宮城県涌谷町と当時の箟岳村(ののだけむら)が合併しパレードを行って、新しい町の誕生を祝った写真です。

商店街でかつて開かれていた七夕まつりの写真からは、当時の活気が伝わってきます。

訪れた人:
「私が嫁いできたときは、こんなに賑やかでなかったのでびっくりした。想像する。良かった時代。みんな楽しそう」
「ここにこのような店があったんだという感じ。話通りだった。おじいさんとおばあさんの…すごい」

訪れた人たちは、懐かしく貴重な光景に見入っていました。この写真展は、涌谷町の「くがね創庫」で11月24日まで開かれています。