2日に現地を訪れたという、森林防災工学が専門の岩手大学農学部、松本一穂准教授に、話を聞きました。

(岩手大学 松本一穂准教授)
(これは山火事の二次被害だと…)「まさにそうだと思います。今回、山が焼けたことで綾里湾周辺の山の斜面にあった土が水を浸み通しにくくして、それで降ってきた雨が地表面を流れ出して地表面に降り積もったいろんな有機物を押し流して今回のようなことが発生したんだと」

それでも漁師たちの必死の作業が実り、綾里地区のタコかご漁は無事に解禁の日を迎えることができました。
(三浦秀悦さん)
「資材がそろったんでなんとか頑張っていきます」
そして、三浦さんにはもう一つうれしいニュースが。
山林火災で被災した倉庫を市が公費で解体、撤去する作業が終わったのです。

(三浦秀悦さん)
「まあ、やっと広々になってサバサバしてこれからまた倉庫建てるんで。なんとか始まるのでひと安心しました」

2026年2月で大規模山林火災から1年、3月には東日本大震災から15年を迎えます。
綾里地区の漁師たちは度重なる試練と向き合いながら、なりわいの再生へ歩みを続けています。














