鹿児島県屋久島町の飲食店が作った弁当を食べた客から、ノロウイルスが検出されました。鹿児島県は食中毒と断定し、店に3日間の営業停止命令を出しました。

営業停止命令を受けたのは、屋久島町宮之浦の「お食事処潮騒」です。県によりますと、今月5日に店が調理・提供した弁当を食べた69人のうち、3歳から73歳の男女31人に吐き気、おう吐、下痢などの症状が出ました。全員、快方に向かっているということです。
県が検査したところ、患者5人と調理スタッフ1人からノロウイルスが検出されました。
県は店が調理・提供した弁当が食中毒の原因と断定し、店に対して今月12日から3日間の営業停止命令を出しました。

ノロウイルスは例年11月から3月に多く発生し、県内では今年に入って8件目で、去年を上回っています。県は手指の消毒、食品の十分な加熱を呼びかけています。