ウクライナで取材を続けるJNNの取材団は、首都キーウ近郊のロシアの軍事拠点だったとされるカチュジャンカという村にいます。増尾記者です。
私がいるのはキーウから北に1時間ほどのカチュジャンカという村ですが、ここも先月30日まではロシアによって占領されていました。ここは村にある唯一の学校ですが、ロシア軍は軍事基地として使い、ブチャやイルピンといったキーウ近郊での軍事行動の拠点にしていたということです。
戦争前は子どもたちが遊んでいた校庭に、いくつもの大きな穴が掘ってあります。ロシア軍がここを占領後、戦車や軍用車両の車体を防御するためにこうした穴を掘り、ここに駐車していたとのことです。
いまもこのように、ロシア軍が置き捨てていった砲弾や弾薬の箱などが数多く残されています。校内も、ロシア撤退直後にはロシア兵が残していった大量のゴミであふれていたということです。一方で、この学校の副校長によりますと、学校が所有していたパソコンや顕微鏡など、高価なものはすべて奪われたということで、略奪行為があった可能性が高いと考えられます。
4000人ほどの小さな村では、9人の市民がロシア兵によって殺害されたということですが、ロシアはこの村での出来事についても、ウクライナによる捏造だと否定しています。
注目の記事
「すごく運転がうまくて憧れた」中学時代からの夢、バス運転手へ 19歳デビューは県内初 地域の足支える若き担い手に期待 富山

年金の「強引徴収」で経営危機に陥る運送会社...20人以上の運転手解雇 『社員が横領』犯罪被害で厚生年金の猶予を申請...年金事務所は「猶予する理由がない」原因は職員の"勉強不足"か

「ホラーブーム」なぜ今?美術館やプラネタリウムでも“没入型”ホラーに絶叫【THE TIME,】

妊婦はねられ死亡“胎児も被害者と認めて”父の訴え「声を上げなかったら…このまま終わった」検察が一転 脳障害の女児の被害を立件可能か追加捜査へ【news23】

なぜ“懲役8年”なのか…時速194キロ死亡事故 「その数字が頭の中をぐるぐる」遺族の静かな怒りと控訴審への思い

「50ccって便利だったので残念」ガソリン原付バイク2か月後に新車の生産終了へ 販売店から切実な声「売り上げに直結する重要な問題」
