「いざ日本に帰ってくると全然違って…」実感した競技の認知度の低さ

2022年 北京五輪出場時の枋木 司 選手
「初めてのオリンピックで、いろいろなことがありながら、ここまでやってこれた。この夢の舞台で自分のやってきたことを100%出し切れたかなと…」

北京オリンピック™後に、一度は現役に区切りをつけた枋木司 選手ですが、翌年にはクロスカントリースキーで現役復帰。そこには『競技の普及』への思いがありました。

バイアスロン北京五輪日本代表 枋木 司 選手
「自分が選手をやる方が手っ取り早いかなって、単純な思いで。あっち(ヨーロッパ)に行くとバイアスロン中継だったり、クロスカントリーの中継をやっていたり。いざ日本に帰ってくると、全然違って、まずバイアスロンを知らない、クロスカントリースキーを知らない人が多いと実感していたので…」

高校時代にはクロスカントリースキーで全国制覇。
バイアスロンでは、オリンピックをはじめ国際舞台を経験。2つの競技の魅力を知るからこそ、日本での認知度の低さを痛感してきました。

そのために枋木選手が競技普及のために選んだのは、地元・青森県での後進の育成でした。