サッカーJ3ヴァンラーレ八戸は15日アウェーで高知と引き分け、ほかのチームの結果次第では16日にも初のJ2昇格が決まります。

ヴァンラーレ八戸はアウェーで高知と対戦して前半は攻め手を欠き反対にピンチの場面もありましたが、GK大西を中心とした堅い守りでスコアレスで折り返します。

後半は攻勢に転じ、何度も相手ゴールに迫り終盤にはクロスから妹尾がヘディングでゴールを狙いますがクロスバーの上に…。最後まで得点を奪うことができず2試合連続のドローです。

※ヴァンラーレ八戸・石﨑信弘監督
「僕も長いことやっているが昇格がかかる試合はプレッシャーがかかる。きょう勝ち点1を積み上げたことで2試合のうちあと一回勝てばいい。残る2試合につなげられる勝ち点1だと思って前向きにいく」

勝ち点1を積み上げたことで3位鹿児島、4位FC大阪との勝ち点差は「7」に。
両チームが16日の試合で敗れればヴァンラーレは初のJ2昇格が決まります。

石﨑監督の試合後会見
--試合の総括
今日を入れて、4試合勝ててないというところでですね、昇格のプレッシャーとかですね、いろんなことはあると思うんですけど、やはりそこを跳ねのけていかないとやっぱりなかなかその昇格というところはできないんじゃないかなと思います。
きょう前半の立ち上がりですね、キックオフからですね、すでにかなりのピンチを作られてしまったと、こういうところやはりその試合の入りというところと相手が結構徹底して背後を狙ってきたというところに対しての準備の遅さ、対応の悪さというところが前半あったんじゃないかなと。
それでも失点をゼロで抑えたということは良かったと思いますし、後半メンバー変えてですね、ある程度ディフェンスの部分は落ち着いたんじゃないかなと思います。

あと攻撃の部分でやはりクロスの精度とかパスの精度とかですね、やはりまだまだイージーなミスが多いというところが大きな課題として今日わかったんじゃないかなと。やはり普段のトレーニングからですね、やっぱりそういうところを意識して改善していかないと、今日みたいにプレッシャーがかかってくる中でですね、やっぱりミスがでてしまうというところはですね、自分たちの弱さだと思いますし、そこを改善していかないと個人・チームとしての成長ができないんじゃないかなと思います。リーグ戦も残りあと2試合、本当にですね、集中して戦っていくことが大事だと思いますし、次はホーム最終戦ですので何としてもですね、ホーム最終戦勝って、昇格を決めるという強い気持ちを持ってですね、1週間トレーニングしていきたいと思います。

--なかなか崩せなかったっていう印象があるが、特に指示されたところはどこでしょうか?

まずはメンバーチェンジ、ハーフタイムでメンバーチェンジしたというところは、そこである程度留意する部分はですね、落ち着いたんじゃないかなというところと、相手がやってくるところを背後を突いてくるというところに対しての準備を早くやっていかなきゃいけないというところや、前半はやっぱりそこの準備が遅いので後追い後追いという形になってしまったので、後半はですねそこのところうまく改善できたんじゃないかなと。

--4試合勝ちがないということで、監督が感じる足りない部分というのは?

どうしても終盤に向けてですね、昇格がかかってるチームというのはプレッシャーかかって、この前も鹿児島負けましたし、今回も栃木が負けたというところでやはりプレッシャーというのがあると思うんですよね。やっぱりそういうところをしっかりと跳ねとばして、普段やってきたことをゲームで出していくことが大事なんじゃないかなと思います。

--青森でいい結果を待っていらっしゃったファンの皆さんもいらっしゃると思ううが、改めて優勝とか昇格というところに向けての今の気持ちや意気込みは

4試合負け、負け、引き分け、引き分けときたなかで、僕も長いことやってるが、昇格がかかっている試合というのは、かなりプレッシャーがかかると思うんですよね。ただやっぱり普段やってきていることをやっぱりどうゲームの中で出していくかという、そういう気持ちの部分がかなり大きいと思うが、やっぱりそういうところを残りあと2試合、しっかり自分たちが持ってる力を出せるようにですね、トレーニングからやっていくしかないんじゃないかなと思います。

--勝ち点1を積み上げたという結果についてはどのように受け止める?

残りあと2試合という中で、今日勝ち点1上げた、積み上げたことによって、2試合のうちあと1回勝てばいいんです。勝てば2位以内が決まるんですよね、そこをその残り2試合に繋げられる勝ち点1だと思ってですね、前向きに行くのと、ただやはり今日のゲーム内容というところは反省しなければいけない部分が多々あるというところだと思います。

--きょうも青森からサポーターが青森からきたが、ホーム最終戦はどのような景色を見せたいでしょうか?

この1年間やってきたサッカーを最後ホーム戦で出せるようにして行きたいなと思っています。