男性とともにカウンセリング施設を訪問

どうしてもモノを拾ってきてしまうという男性。背景には心理的な原因があるのではないか…。10月下旬、取材班は男性を、大阪市北区にあるカウンセリング施設「大阪メンタルサポートオフィス」へと呼びました。
臨床心理士の佐野正剛さん。これまで「ゴミ屋敷」住民の生活改善を行ってきた実績を持ちます。今回、特別に男性のカウンセリングに協力してくれました。
(佐野さん)「いまの状態から改善していきたいと?」
(男性)「少しはしょうがないにしても、いまの状態はさすがにすごいんじゃないかと自分でも思うんです」
佐野さん、男性の話を聞きながら原因を探ります。
(男性)「歌に『わかっちゃいるけどやめられない』っていうのがあったと思うんですけど、わかっちゃいるけどどうにもならないっていうか、わかっちゃいるけどどうしていいかわからない」
(佐野さん)「それはね、いわゆる強迫症(および関連症群)の一つに『ためこみ症』というのがありまして」
佐野さんによると、男性は物を手に入れて取っておくことの必要性を強く感じ、持ち物を捨てることに大きな苦痛や不安を感じてしまう「ためこみ症」にあたる可能性があるといいます。














