11月の大分県内の景気動向について、日銀大分支店は「緩やかに回復している」などとして10月に引き上げた判断を据え置きました。

日銀大分支店は、経済指標や企業へのヒアリングをもとに11月の景気動向を発表しました。

それによりますと、総括判断は「一部に弱めの動きがみられるが、緩やかに回復している」として、10月に2年1か月ぶりに引き上げた判断を据え置きました。

需要や生産などに関する主要7項目もすべて判断を変えませんでした。このうち「観光」では大阪・関西万博の閉幕後に県内を訪れる国内客が増えているほか、7月に日本で大地震が起こるというデマの影響が落ち着き、海外客も増加傾向にあります。

先行きについて日銀大分支店は「物価と賃金、海外経済の動向が家計の消費マインドや企業に与える影響に注視していく必要がある」としています。