9月に行われた日米共同訓練のために配備された長距離ミサイル「タイフォン」の撤去が遅れていることを受け、市民団体が国に即時撤去を申し入れました。
「タイフォン」はアメリカ陸軍の最新型・長距離ミサイルシステムです。9月の日米共同訓練で一時的に配備され、訓練後は撤去予定でしたが、現在も岩国基地に置かれた状態が続いています。
市民団体は10日、広島市の中国四国防衛局で「タイフォン」の配備は周辺諸国を刺激し、他国からの攻撃目標にもなりかねないとして、即時撤去と再配備の反対を申し入れました。
瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク 久米慶典共同代表
「そもそも約束違反で岩国基地を巡る緊張を高める。市民としては由々しき事態だと思っています」
中国四国防衛局は、「撤去が遅れている理由は不明だが、米軍は撤去に向け航空機の手配の準備を進めている」「今回の配備は訓練のためで、恒常的な配備ではない」としています。














