【台風26号】14日(金)には「熱帯低気圧」へ 警報級大雨おそれ

「大型の台風26号」は、西寄りに進んでいますが、今後は北に、そして12日(水)頃からは東へと進路を変える見込みです。海面水温の低い海域に入るため、勢力が衰えて14日(金)には沖縄の南で「熱帯低気圧」に変わるでしょう。沖縄・奄美は警報級の大雨のおそれがあります。

11日(火)~15日(土)の《雨と風のシミュレーション》《全国各都市の週間予報》を、画像で掲載しています。

【台風26号】”急カーブ” する理由 キーワードは太平洋高気圧

台風26号の進路の決め手は「太平洋高気圧」の勢力です。台風は「太平洋高気圧」の勢力圏に入れず、その縁に沿って移動するしかありません。「太平洋高気圧」勢力圏が変化するため、台風26号の進路は大きく3つに分けられます。

1)今までは「太平洋高気圧」が東側と北側に広がるため、行く手を阻まれ西寄りに進みました。

2)これからは「太平洋高気圧」が東西2つに割れて、北への通り道ができ、北寄りに進む見込みです。

3)台風26号は「太平洋高気圧」の勢力圏の北まで移動すると、「太平洋高気圧」の北側の縁に沿って東寄りに進むと考えられます。

また、偏西風が日本列島の付近まで南下していることも、東寄りに進路を変える理由のひとつです。