2025年11月8日、高市内閣の牧野京夫復興大臣が、台風15号で被災した地元を就任後初めて視察しました。

牧野大臣は静岡県牧之原市などを訪れ、「各自治体と連絡を密に取っていきたい」と話しました。

8日、静岡県の焼津市、吉田町、牧之原市を視察した牧野京夫復興大臣。兼務する防災庁設置準備担当大臣として、台風15号による被災地をまわりました。

地元・静岡の被災地への訪問は、大臣就任後初めてです。

牧之原市では竜巻の発生から2か月が経ったいまも住宅などに深い爪痕が残っています。

牧野大臣は今回の視察で、災害復興支援の課題を確認したと話しました。

<牧野京夫 防災庁設置準備担当大臣>
「まずは各自治体と連絡を密に取って事前防災をさらに充実させていく」

竜巻による被害をめぐり、牧之原市は、これまで被災した住民に対し民間の賃貸住宅や公営住宅を借り上げて提供する、いわゆる「みなし仮設住宅」の入居を進めていました。

しかし、その中で建設型の応急仮設住宅のニーズが無かったことから、県への要望を取り下げました。県は牧之原市内に仮設住宅を建設しない方針です。

牧野大臣と話した牧之原市の杉本市長は、スピード感を大切に生活再建への道筋を整えて欲しいと伝えたということです。

<杉本基久雄 牧之原市長>
「私からは大臣に対しては、被害認定調査。もっとスピードアップできるように簡略化してほしい。生活再建支援制度の拡充。必要ではないかとお話しさせていただきました」

今後への備えも含め、国との確かな連携が市民の安心につながります。