大型で強い台風26号は、10日午前6時には南シナ海の北緯17度05分、東経119度30分にあって、1時間におよそ30キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

衛星画像(10日午前6時30分)気象庁HPより

台風の中心は、24時間後の10日午前6時には、南シナ海の北緯19度20分、東経117度40分を中心とする半径65キロの円内に達する見込みです。

10日午後6時の予想 ※再び勢力強める

強さ 強い
存在地域 南シナ海
予報円の中心 北緯19度20分 (19.3度)
東経117度40分 (117.7度)
進行方向、速さ 北北西 ゆっくり
中心気圧 960 hPa
中心付近の最大風速 40 m/s (75 kt)
最大瞬間風速 55 m/s (105 kt)
予報円の半径 65 km (35 NM)

今後の進路は

台風は3日後の13日午前には台湾西部にかなり接近すると予想されています。このときの予想勢力は中心気圧980 hPaです。その後東寄りに横断する進路が予想されています。沖縄の八重山地方にも影響が出るおそれがあります。

沖縄は11日から高波などに警戒 

暴風域に入る確率(10日午前3時現在)気象庁HPより

八重山地方では、11日にかけて高波や強風、落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意してください。台風の進路等によっては、11日にかけてうねりを伴った大しけとなるおそれ、雨雲の発達の程度によっては、11日から14日頃は、警報級の大雨となるおそれがあります。

台風は、12日にかけて南シナ海を北上し、13日頃には台湾付近で勢力を弱め、14日頃には先島諸島へ接近する見込みです。また、前線の影響で大気の状態が非常に不安定となる見込みです。