太平洋戦争中、アメリカ軍の攻撃によって海に沈んだ疎開船「対馬丸」の慰霊祭が、奄美大島で執り行われました。

▼対馬丸記念会 高良政勝 代表理事(85)
「あの日の出来事を思うと、みなさんの苦しみ、悲しみは私たちの想像をはるかに超えるものであったと胸が締め付けられます」

奄美大島の宇検村で9日、疎開船「対馬丸」の慰霊祭が執り行われ、住民や遺族など約100人が参列しました。



参列者は花を手向けて祈りを捧げ遺体が流れ着いた船越海岸を訪れ犠牲者を慰めました。

遺族らは11日に沈没海域を訪れ、洋上で慰霊祭を執り行う予定です。