天皇皇后両陛下が、三重県で「全国豊かな海づくり大会」の行事に出席し、水産高校の生徒と交流されました。

両陛下はきのう午後、南伊勢町の漁港で、水産高校の生徒らから海で行う実習について説明を受けられました。

きょうから始まる実習でおよそ1か月にわたり船で過ごす生徒に対して、皇后さまは「気をつけて行ってらっしゃい」と声をかけられました。また、陛下は生徒に勧められて実習で使う釣り竿を手に取り、周囲に「釣れちゃうね」と話され、漁港は大きな笑いに包まれました。

その後は、若い世代に水産業が継承されていくことを願って、ふ化したばかりのイセエビとマダイを海に放たれました。

両陛下は三重での2日間の日程を終え、皇居に戻られました。