“野党”公明党とも論戦 裏金議員めぐり異例の事態も

4日から始まった初の国会論戦。盛り上がりを見せたのは…

公明党 斉藤鉄夫 代表(5日・衆院本会議)
「公明党の斉藤鉄夫です。野党として新出発しました」

公明党がただしたのは、連立を離脱する要因となった“裏金問題”。

公明党 斉藤代表(5日・衆院本会議)
「国民の信頼なくして、いかなる政策の論議も説得力を持ちません 。『政治とカネ』の問題に、一刻も早く決着をつけるべきです」

裏金を巡っては、参院の代表質問で異例の事態も。本来なら壇上に陪席するはずの佐藤啓官房副長官が、野党の反発を受けて自席にとどまっているのです。

佐藤氏は高市氏と同じ奈良県出身。いわゆる裏金議員ですが、選挙を経ないまま官房副長官に抜擢されたことに身内からも…

自民党 石井準一 参院幹事長(10月28日)
「我々与党の立場も、この任命については多少疑問視」

高市総理は、参院の任期が6年であることなどを理由に、佐藤副長官の登用に理解を求めました。

高市総理(6日・参院本会議)
「どうか与野党の先生方におかれましては、佐藤官房副長官をお育ていただけますこと、心よりお願いを申し上げます」

政治とカネの問題に関しては、懸案の企業・団体献金についても、高市総理は従来の答弁から踏み込むことはありませんでした。