世界的な抹茶ブームで、緑茶の海外輸出が好調です。県内の港からの緑茶の輸出が、今年は過去最高となる見通しであることが分かりました。

鹿児島税関支署によりますと、今年1月から6月までの半年間に県内から輸出された緑茶は127トンで、輸出額は1億5200万円でした。

輸出額のうち、抹茶などの粉末は7800万円で、韓国向けを中心に去年1年間の2倍に伸びています。県内の緑茶の輸出量と金額は2021年が過去最高で、税関支署は今年、このペースでいけば量・金額ともに、2021年を上回ると予測しています。

鹿児島税関支署は「世界的な抹茶ブームを受け、今後も粉末の需要は伸びていく」とみています。

なお、県内の緑茶は志布志港から輸出されていて、去年、輸出数量で九州最多です。