客の女性にマッサージ中、性的な行為をした男に懲役5年の判決が言い渡されました。男は熊本県内で初めて、「裁判の日に出頭しなかった罪」にも問われました。

判決を受けたのは、熊本県八代市に住む高野昌夫被告(55)です。

高野被告は2023年12月、マッサージ師として訪れた客の女性の家で、女性にマッサージ中、性的な行為をしたとして不同意性交等の罪に問われています。

また、高野被告は保釈後の2025年3月の裁判に正当な理由なく出頭しなかったとして、県内で初めて不出頭罪にも問われました。

11月7日の裁判で、熊本地裁の中田幹人裁判長は「被害者の信頼を裏切る行為で卑劣極まりない」とした上で、裁判に出頭しなかったことについて「実刑を恐れたというのは身勝手な理由で、刑事裁判の手続きの重要性を軽視したもので言語道断」と懲役5年の判決を言い渡しました。