熊本市東区の健軍駐屯地に配備される長射程ミサイルについて、熊本県内の大学教授たちが配備の撤回を求める声明を発表しました。

熊本学園大学 高林秀明教授「長射程ミサイルの配備を撤回し、相互の英知と対話によって戦争を防ぎ平和を守ることを求めます」

声明を出したのは県内の大学教授などで作る団体のメンバーなど、あわせて54人です。

声明では「敵基地攻撃能力」を持つミサイルの配備は憲法に違反すると指摘しています。

熊本学園大学 高林秀明教授「200~300キロ届くミサイルは今まで持っていたわけで、それが1000キロになると中国大陸に届く。それはもう専守防衛という一線を越えてしまっている」

東海大学 山下雅彦名誉教授「憲法がないがしろにされている」

また、健軍駐屯地の周りには病院や教育施設などが多くあり、住民への十分な説明が行われていないことについても問題だとしています。

教授たちは、あさって11月9日には県民の集会を熊本市東区の健軍商店街で開く予定です。