■渡辺謙が証言「背中に彼の存在をすごく感じたんです」
渡辺謙からは、「盤上の向日葵」の撮影中、坂口の強烈な存在感を目の当たりにして驚いたというエピソードも飛び出した。それは、渡辺と柄本明が真剣師同士、命を削って将棋の勝負をするシーンでのこと。
「僕と柄本明さんが命を削りながら将棋を指している、それを彼(坂口)はずっと見ている、というシーンだったんです。変な話、そこにいればいい。だけど、背中に彼の存在をすごく感じたんです。演じるのではなく、存在意義、存在価値みたいなものをちゃんとフレームに残していく、それはすごいなと思いましたね」と、後ろで勝負を見ている坂口の存在感が強烈に印象に残ったことを打ち明けた。
渡辺のコメントを受け、坂口は「セリフをしゃべるよりも聞くことのほうが大事だなといつも思っているかもしれないです。聞くほうが、もらえるものが多い気がして。その後の自分の芝居が変わる、そこに面白さを感じるところがあるのかなぁ」と、しみじみ。黙っていても醸し出される存在感について、自身の思いを語った。
キラースマイルを連発しながらも、演じることに真摯に言葉を紡ぐ姿が印象的だった坂口。視聴者からも「笑顔が目の保養になった」「男も惚れるカッコよさ」といったスマイルへの反響に加え、坂口が語った演技への思いに対しても「だから彼の演技は心に残るのか」「演技の話をするときの真摯な姿勢が素敵!」「役の一番の共感者でいようって健太郎さんらしい素敵な考え方!」といった納得の声が続々と上がっていた。
このほか、渡辺謙が「あいつね、変態(笑)」とぶっちゃけた坂口の独特すぎるカップ麺の食べ方のエピソードや、笠原秀幸が「これ、男2人で言います?」と照れながら語った深夜のバーでの坂口の熱烈な一言など、坂口健太郎の素顔が覗けるインタビュー全編がTVerで配信中。
(MBSテレビ「日曜日の初耳学」2025年11月2日放送より)
無料見逃し配信はTVerで2025年11月30日(日)まで
【坂口健太郎 編】














