1部屋約62万円 NYの高すぎる“家賃”

ニューヨーク支局長 並木航:
「高すぎる生活費を何とかしてほしい」というのが最大の争点となりました。ニューヨークは物価が何もかも高いのですが、特に高いのが家賃です。

▼1部屋(約55平米 リビング+寝室の場合) ※米・賃貸物件情報サイトによると
・ニューヨーク 4029ドル/月
→約62万円

・米 全国平均 1631ドル/月
→約25万円

アメリカ全国の平均と比較すると、約2.5倍高いことになり、特に若い人にとっては「暮らせない」という状況です。

井上貴博キャスター:
ニューヨークほどではありませんが、日本でも物価・賃料が上がっています。既存の政治家にNOを突きつけるというのは、日本も世界各国も同じなのですね。

経験値は少なくても大胆な政策を打っている人が当選するという、転換点なのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星 浩さん:
日本にも及んでくる可能性があると思います。

やはり「高い」ということだけではなくて、(背景に)格差があると思います。家賃が高い一方で、ウォール街には何億、何十億という年収の大富豪がたくさんいます。

「いくら何でもひどい」ということは、今回の市長選挙の大きな争点の一つだったと思います。

高柳キャスター:
「家賃の凍結」という言葉が頻繁に出てきますが、具体的にはどういうことなのでしょうか?

ニューヨーク支局長 並木航:
対象となるのは、築約50年以上のアパート約100万戸になります。

現在、アパートについては家賃の値上げ幅に制限がありますが、これを4年間ゼロにするということを公約にしています。